修行2 トビウオの宴

oda

2012年07月17日 17:49

海の日はあいにくの雨。


でも



・・・



釣りがしたい(笑)



雷が鳴らないことを祈りつつ、いつもよりBGMの音量を絞ってハンドルを握る。





1箇所目。

岩盤のスリット、沖の潮目、深場と浅場の境目・・・



サーフと違って、足場の悪い磯ではテンポよく歩き回れない。



それでも撃てる場所を一つひとつ見つけては、慎重にエントリーして探っていく。





1時間が経過。



駄目か



と思い始めた時、ロッドから伝わる引き抵抗が変わった。

下げ潮が効いてきたのか。

角度を変えて数投してみる。

見た目には何の変化も分からないけど、僕の目の前、つまりココだけが流れている。



手持ちのペンシルの中で沈下姿勢が最も優れた90mmを結んでキャスト。

中層を低速で巻きつつ、狙いを定めた沖根の潮下側を通過する瞬間、ポーズを入れる。

メバル釣りで覚えたストップ&ゴー。

止めた瞬間、フワリとバランスを崩して控えめに横へとスライドするペンシル



・・・を演出できているのかいないのか(苦笑)





果たして、魚は出た♪





メジャーがたるんでいるから、50ジャストかそれ以下か(汗)





再開するも、後が続かない。

そんなに甘くはないよなぁ。

ヤマセ&ベタ凪だし、ずっと降り続いてる雨で表層はほとんど真水だし。

移動することに。




ふと、先ほど釣れた根の海中が見たくてライトで照らす。



ひゅうっ!!

と何かが飛んだ。トビウオだ。



辺り一面を照らすと、灯りに驚いたのか、さらに数尾が滑走する。

全く意に介さず悠々と泳ぐ個体もいる。

数十尾のトビウオの魚群。

しばし見とれたのち、ポイント移動。




2箇所目。もうすぐ日の出だ。

2着目のレインに着替えて装備を整え、信頼度100%のピンスポットに入る。



ここも狙うは根の際。

1投目は横風にラインをもっていかれてコースが外れる。



ならば、と少しジャブジャブして角度を変えて2投目。

潮の抵抗を感じながらトウィッチで踊らせたK2Fにヒット!



元気よくエラ荒いをし、潮に乗って抵抗する。

ファイトを楽しみながら足元まで寄せると、さっきと同じ位のフッコ。



よいしょっ!

と抜いて、間近のタイドプールにホールインワン♪



ここまでは良かったのだが、その拍子に2本掛かったフックがどちらも外れる。

フィッシュグリップを手に持った瞬間、元気なフッコ君は自力で這い出て海に帰ってしまった(汗)





正直あまり落ち込まなかった。

今日のような悪条件でも、ここは魚が出る。

それだけで収穫だ☆また来よう。






思うことがある。



なるべく人の情報に甘えずに、自分で考えてロッドを振って釣る。

この楽しさは味わったらやめられない。



色々教えてくれる仲間がいて、それは本当にありがたいことだと思う。

主なフィールドは開拓され尽くしてしまったのかもしれないし、ネットを見れば、今現在調子の上向い
いるポイントも大方想像がついてしまったりもする。



何から何まで自分独りで釣った!

なんて大それたこと言いたくもない。

でも、青物待ってる釣りとは全然違う楽しみがあるんだなぁ。

と最近しみじみ思う。

しみじみ?いや、本当に夢中になってしまった。



他の釣り場をもっと回ってみたい。

たくさん見て、感じて、スズキという魚との距離を縮めよう。





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